ウ メ(梅)
学名:Prunus mume。バラ科サクラ属
性状:落葉高木
花色:白、ピンク~赤。
花期:2月から3月
原産地:中国
ウメ(梅)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。
中国原産で日本には唐の時代に渡来したといわれています。アンズの近縁種であり、容易に交雑する。
野梅系の果実は小型であり、果実を利用する豊後系ではアンズとの交雑により大型化している。
ただし、完熟しても果肉に甘味を生じることはない。
万葉集にも数多くの歌が詠まれています。
花芽はモモと異なり、一節につき1個となるため、モモに比べ、開花時の華やかな印象は薄い。1~3月に5枚の花弁のある1~3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。
葉は互生で先がとがった卵形で、周囲が鋸歯状。果実は2~3cmのほぼ球形の核果でみの片側に浅い溝がある。6月ごろに黄色く熟す。七十二候の芒種末候には梅子黄(梅の実が黄ばんで熟す)、とある。梅には300種以上の品種があり、野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類される。梅の実を採るのは主に豊後系である。
薬効と毒性
花を観賞するほか、果実を梅干しや梅酒にする。クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高い。
漢方薬では薫蒸(くんじょう)して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされる。中国では話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子としてよく売られている。
バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、ケイレンや呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。
桜伐るバカ、梅伐らぬバカ
春に咲く代表的な花である桜と梅の二つを対比しつつ、栽培上の注意を示したもの。桜はむやみに伐ると切り口から腐敗しがちであり、剪定には注意が必要。一方、梅の樹は剪定に強く、むしろかなり切り詰めないと徒枝が伸びて樹形が台無しになるばかりでなく、実の付き方も悪くなる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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