日本のハーブ ソバ
学名:Fagopyrum esculentum Moench
和名:ソバ、普通ソバ、甘ソバ、和ソバ
英名:buckweat, common buckwheat, sweet buckwheat
花期:8~10月
園芸分類:非耐寒性一年草
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ソバ(そば、蕎麦)は、タデ科の一年草。その実の粉末と、それを用いた麺及びその調理品を指す場合もある。
8月、早生種の稲刈りが終わるとすぐに田を耕し、その後に蕎麦の種が撒かれます。そして、約2ヶ月後、田んぼ一面に白い蕎麦の花が咲き乱れます。
花は白、淡紅、赤で、茎は、緑、淡紅、濃紅であり、果実の果皮色は、黒、茶褐色、銀色である。
原産地は、ド・カンドルが中国北部からシベリアという説を出し、信じられてきたが、京都大学グループが1992年に中国南部で野生祖先種F. esculentum ssp. ancestraleを発見したことから、中国南部説が有力となっている。
わが国でいつ頃から栽培が始まったかは不明であるが、722年元正天皇の詔でソバの栽培を勧めているのが記録に残っている。
主に実を食用に利用する。荒れ地でも容易に生育することから、救荒作物として5世紀頃から栽培されていた。
日長反応の違いから、感光性が弱い夏型、強い秋型、両者の中間タイプの中間型があり、中間タイプはさらに夏型に近い中間型、秋型に近い中間型に分れる。
さらに、栽培形態として、播種期の違いにより春播きの夏蕎麦と夏播きの秋蕎麦がある。しかし、主産地北海道では年一作で、夏蕎麦、秋蕎麦の区別はない。つまり、北海道のソバは夏型であるが夏蕎麦ではない。東北以南では、いわゆる夏蕎麦、秋蕎麦に別れ、地域により年に二~三回収穫できる。例えば、北海道の夏型の牡丹そばを本州で夏播きした場合には秋蕎麦である。
休耕田などを利用した栽培が増えているので、日本国内の生産量は増加傾向ではあるが、消費量の80%は輸入品であり、その84%の中華人民共和国、12%のアメリカ合衆国と続き、カナダからの輸入はわずか1.2%に過ぎない。
なお、国内主要産地は北海道である。中国、特に山西省、陝西省、四川省は、世界の主要産地であるが近年は減少傾向にある。
食品衛生法によるアレルゲンの特定原材料5品目の一つとして表示が義務付けられている。
日本における生産状況
休耕田などを利用した栽培が増えており、日本国内の生産量は増加傾向にある。農林水産統計によると、日本におけるソバの作付面積は、1986年の19,600haから2006年の42,800haへ増加し、2006年の主産道県の収穫量は33,000トンである。日本の都道府県別作付面積ベスト10は、以下の通り。
北海道-16,400ha
山形県-3,250ha
福島県-2,970ha
青森県-2,780ha
長野県-2,640ha
茨城県-2,460ha
福井県-2,060ha
栃木県-1,590ha
新潟県-1,420ha
秋田県-1,410ha
また、2006年の生産量ベスト10の道県は次のとおりである。
北海道 -14,200トン
茨城県 -2,880トン
長野県 -2,320トン
福島県 -1,900トン
栃木県 -1,690トン
山形県 -1,620トン
福井県 -1,500トン
鹿児島県-1,380トン
青森県 - 778トン
秋田県 - 747トン
日本における輸入状況
消費量の80%は輸入品であり、2006年貿易統計によると、63,363トンの中華人民共和国、11,196トンのアメリカ合衆国と続き、カナダからの輸入はわずか1,474トンに過ぎない。
ソバの語源
古代日本語ではソバのことを「そばむぎ」、「くろむぎ」と呼んだ。
「そばむぎ」は稜角(物のかど)を意味する古語「そば」と「むぎ(麦)」が複合した語で、角のある麦という意味である。後世には「そばむぎ」が略されて「ソバ」と呼ばれるようになった。ちなみに、「ブナ(橅)」の古名を「そばのき」、ブナの実を「そばぐり」というのは、その実の形状が一般のドングリと異なり稜角を持っていることから来ている。
同様に英語名の「buckwheat」、ドイツ語名の「Buchweizen」もまた、ブナと似た形の実を付ける小麦のような作物という意味合いである(英名「buckwheat」=「beech(ブナ、転じて『buck』の形)」+「wheat(小麦)」)。
また、ソバの異称の「くろむぎ(黒麦)」は、使われなくなり、後にライムギの異称として使われた。
利用
子実の蛋白質は消化のよいグロブリンで一般の穀類に少ないリジン、シスチン等のアミノ酸を多く含み、また、ビタミンB1、B2 も多く、最近健康食品としての評価が高い。ソバ殻は枕の詰物として用いられる。
実は殻を除き(丸抜き)、種子の胚乳の部分を粉(蕎麦粉)にして食用にする。
殻を剥いたそば米は、カーシャ、そば茶に利用される他、焼酎原料にもなる。
幼い茎や葉は、スプラウト(新芽野菜)としてサラダの材料などにして食用とする。
ハーブ シソ
学名:Perilla frutescens
和名:シソ(紫蘇)
英名:Shiso
園芸分類:1年草
シソ(紫蘇、学名Perilla frutescens)は、シソ科シソ属の植物。
なお、シソは変種、品種が多く、それらの総称名として「シソ」という場合「広義のシソ」と、学名P. frutescens var. acuta のことをいう場合「狭義のシソ」がある。
本稿において特に明記しない限り「紫蘇」または「シソ」とは、「広義のシソ」の意味である。
中国原産で奈良~平安時代に渡来したといわれる。香味野菜として古くから日本人の食生活にとけこみ、薬用にも用いる。
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名の由来
次のような逸話が伝えられている。後漢末、洛陽の若者が蟹の食べすぎで食中毒を起こした。
若者は死にかけていたが、名医・華佗が薬草を煎じ、紫の薬を作った。
薬を用いたところ、若者はたちまち健康を取り戻した。「紫」の「蘇る」薬だというので、この薬草を「紫蘇」というようになった。
品種
中国原産。 通常、食用にするのは以下の2種類
青紫蘇(P. frutescens var. crispa f. viridis)
赤紫蘇(P. frutescens var. crispa f. purpurea)
食材
青紫蘇
葉や花を香味野菜として刺身のつまや天ぷらなどにする。青紫蘇の葉は野菜としては「大葉(おおば)」とも呼ばれる。
赤紫蘇
梅干しなどの色づけに使う。また葉を乾燥させたものは香辛料として(特に京都で)七味唐辛子に配合されることもあるほか、ふりかけなどにも用いられる。また、熟さない実を付けた「穂じそ」花が開き掛けの「花穂じそ」も刺身のつまに用いることがある。箸または手指で茎からこそげ落として使用する。
漢方
漢方医学では、主に赤紫蘇の葉を「蘇葉」(そよう)または「紫蘇葉」(しそよう)といい、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬物、精神を安定させる目的もある)として半夏厚朴湯や香蘇散に配合される。(日本薬局方では、狭義のシソまたはチリメンジソ(学名P. frutescens var. crispa f. crispa)の葉及び枝先を「蘇葉」としている)、成熟した果実を「蘇子」(そし)といい、咳、喘息、便秘などの治療に用いる。
シソの葉はロズマリン酸という成分を含み、アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されている。
アメリカ産しそ
アメリカで野生しているシソは日本とは異なり、香りも異なる。日本のシソの香りはペリルアルデヒドという化学成分であるのに対し、アメリカのシソではペリラケトンが主成分であり、外見の見分けはつかない。ペリラケトンは肺気腫を起こす毒性があり、家畜が被害を受けることからアメリカでは毒草扱いである。
シソ油
種子からはシソ油が取れる。シソ油には抗酸化作用のあるα-リノレン酸を多く含むため最近では健康食品としても注目されている。余談ではあるが、リノレン酸は酸化し易いため、同食用油の開封後は早めに消費する事が勧められる。また2004年には同油をカップ麺に入れた場合、カップのスチロールが溶ける事があると国民生活センターが注意を呼びかけている。
日本のハーブについて
一般的には輸入されて日本に導入された植物(樹木、草)で、食用、香料、染色などに使われる植物を指します。
したがって、日本の伝統食文化のなかで使われてきた植物もハーブに該当するわけです。
ただ、一般的にはドクダミやヨモギをハーブとは言わないで、薬草というようです、でも薬草=ハーブです。
園芸店にいっても「日本のハーブ」などという売り場やコーナーはありません。
最近の本や図鑑には「日本のハーブ」のページが掲載されているものもあります。
そこで、当ブログでも「日本のハーブ」を紹介したいと思います。
代表的な日本のハーブ
■あさつき <ユリ科ネギ属>
・ねぎ類のなかでは-番細い。独特な香りと辛みがあるため、薬味などとして料理に用いられる。葉酸や食物繊維を多く含んでいる。
■梅(ウメ) <バラ科サクラ属>
花を観賞するほか、果実を梅干しや梅酒にする。クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高い。
■桔梗(キキョウ) キキョウ科キキョウ属
キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。
■菊(キク) <キク科キク属>
・皇室の紋章にも使われる、日本古来の花。漢方ではつぼみを咳き止めや婦人病薬として利用します。
■隈笹(クマザサ) <イネ科クマザサ属>
・日本の山林で多く見られます。葉は薬草茶として利用。葉の色と美しさと防腐効果から料理やお弁当の飾り付けによく使われます。
■山椒(サンショウ) <ミカン科サンショウ属>
・独特の香に健胃作用があります。実は乾燥させて薬味にするのが有名ですが、若葉は木の芽と呼ばれ、和食に添えられます。
■紫蘇(シソ) <シソ科シソ属>
・赤じそ、青じそなどがある。爽やかな香り成分には、食欲を増進する効果がある。
防腐効果もあるため、料理の添え物、薬味として用いられる。
・健胃、整腸、抗菌効果で知られます。
・生臭さを消して解毒作用があるため、刺身のつまとして使われています。
■生姜(ショウガ) <ショウガ科ショウガ属>
・新陳代謝を促進し、体を温める効果があります。風邪のときにはすりおろした生姜湯がオススメ。厄除けとしても使われます。
■芹(セリ) <セリ科セリ属>
・春の七草のひとつ。天ぷらなどの料理や入浴剤、しもやけの薬にも使われます。
摘むときは、そっくりのドクセリに注意。
■蒲公英(タンポポ) <キク科タンポポ属>
・早春の葉はアクを抜いて食用に、根は乾燥させて薬草茶に使用されます。
最近目にするタンポポは在来種よりも西洋タンポポが多いです。
■三つ葉(ミツバ)<セリ科ミツバ属>
・芳香があり、汁ものに浮かべて香りづけに用いたりする。ミネラル類・ビタミン類が豊富。カロチンも多い。
■蓬(ヨモギ)<キク科ヨモギ属>
芳香があり、食用には柔らかな若葉が向く。栄養価に優れ、さまざまな薬効があるといわれる。浴槽に入れると血行促進する。
■柚子(ユズ)<ミカン科ミカン属>
柑橘類特有の、酸味や爽やかな香りがある。皮や果汁は、料理の風味づけによい。入浴剤として用いると、血行促進効果がある。
■山葵(ワサビ) <アブラナ科ワサビ属>
・薬味に欠かせない、日本原産ハーブの代表。抗菌、虫除け、防カビとしても役立ちます。
ウ メ(梅)
学名:Prunus mume。バラ科サクラ属
性状:落葉高木
花色:白、ピンク~赤。
花期:2月から3月
原産地:中国
ウメ(梅)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。
中国原産で日本には唐の時代に渡来したといわれています。アンズの近縁種であり、容易に交雑する。
野梅系の果実は小型であり、果実を利用する豊後系ではアンズとの交雑により大型化している。
ただし、完熟しても果肉に甘味を生じることはない。
万葉集にも数多くの歌が詠まれています。
花芽はモモと異なり、一節につき1個となるため、モモに比べ、開花時の華やかな印象は薄い。1~3月に5枚の花弁のある1~3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。
葉は互生で先がとがった卵形で、周囲が鋸歯状。果実は2~3cmのほぼ球形の核果でみの片側に浅い溝がある。6月ごろに黄色く熟す。七十二候の芒種末候には梅子黄(梅の実が黄ばんで熟す)、とある。梅には300種以上の品種があり、野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類される。梅の実を採るのは主に豊後系である。
薬効と毒性
花を観賞するほか、果実を梅干しや梅酒にする。クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高い。
漢方薬では薫蒸(くんじょう)して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされる。中国では話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子としてよく売られている。
バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、ケイレンや呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。
桜伐るバカ、梅伐らぬバカ
春に咲く代表的な花である桜と梅の二つを対比しつつ、栽培上の注意を示したもの。桜はむやみに伐ると切り口から腐敗しがちであり、剪定には注意が必要。一方、梅の樹は剪定に強く、むしろかなり切り詰めないと徒枝が伸びて樹形が台無しになるばかりでなく、実の付き方も悪くなる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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キキョウ
学名:Platycodon grandiflorus
和名:キキョウ
英名:Balloon flower
性状:多年性
キキョウ(桔梗、学名 Platycodon grandiflorum)はキキョウ科の多年性草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。
日本では秋の七草のひとつとして親しまれている。万葉集のなかで秋の七草と歌われているアサガオは本種であると言われている。
生薬としての効能
キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。
生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。
去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。
主な産地は韓国、北朝鮮、中国である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ドクダミ
和名:ドクダミ
英名:Dokudami, Doku-dami
別名:ジュウヤク
ドクダミ科ドクダミ属
性状:多年草
ドクダミ(毒矯み、毒痛み)とは、ドクダミ科ドクダミ属の植物。毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)ということもある。
林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。住宅の回りでも、日当たりの良くないところに生えていることがある。開花期は5~7月頃。茎頂に、4枚の白色の苞のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。
生薬:
開花期の地上部を乾燥させたものは特有の臭気はほとんど無い。これは十薬(じゅうやく、重薬とも書く)という生薬名で、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがある。
また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。
ジュウヤクの名は10種類の薬効があるという意味です。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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